家計簿アプリを入れてみたものの、最初の3日だけ入力して、そのままアイコンだけがホーム画面に残っている。そんな経験がある方は、少なくないかもしれません。
それは、続ける力がなかったということではなく、一度は家計と向き合おうとした証拠かもしれません。細かくつけようとしたぶんだけ、途中でやめたときの気まずさも大きくなります。
この記事で渡したいのは、家計簿を毎日つける方法ではなく、月に1回、3つの数字だけ見て家計の不安を減らす見方です。
先に、この記事の答えを書きます
先に、この記事の答えを書きます。
- 毎日の記録がなくても、月1回、3つの数字を見るだけで家計の把握はかなり進む
- 見る数字は「今月使える残り」「来月の引き落とし予定」「貯蓄口座の残高」の3つだけ
- 細かい支出の内訳は、把握しなくても不安を減らせる部分から先に手放して大丈夫
家計簿が止まりやすいのは、細かさのせいかも
家計簿が続きにくいのは、意志が弱いからではなく、見る範囲が毎日の生活には少し細かすぎるからかもしれません。レシート1枚ごとに項目を分けて入力する作業は、把握のためというより、正確さを求める作業になりやすいところがあります。
私自身、お金にはずっと無頓着なまま過ごしていました。数年前、急な腹痛で入院することになり、そこで初めて自分がお金や保険について何も知らないことに気づきました。そこから短期間で仕組みを勉強し直すことになったのですが、そのときに実感したのは、細かい支出を全部覚えておく必要はなく、いくつかの数字さえ押さえておけば不安はかなり減るということでした。
不安の正体は、支出の細かさそのものより、「今、自分がどのくらい大丈夫なのか分からない」ことにあるのかもしれません。だとすれば、見るべきは支出の一覧ではなく、いくつかの数字だけで足りることになります。
月に1回だけ見る、3つの数字
月1回、給料日のあとや月初など、決めた1日に次の3つだけ確認します。細かい作業ではないので、5分もあれば終わります。
今月、あと使える生活費の残り
生活費用の口座やお財布に、今月あといくら残っているかを見ます。使った内訳を分類する必要はなく、残高をひとつ確認するだけで十分です。減り方が早いか遅いかは、先月と比べるだけで見えてきます。
支出そのものが苦しく感じる方は、家計が苦しいと感じるとき、最初に減らさなくていい支出を考えるのほうが先に読みたい内容かもしれません。
来月引き落とされる金額
クレジットカードやサブスクの引き落としは、使った瞬間には財布から減らないぶん、来月の自分に持ち越されます。この金額を月1回だけ確認しておくと、「来月急に苦しくなる」という感覚が減ります。細かい利用明細を全部見なくても、合計金額だけで十分です。
貯蓄用口座に残っている金額
先取り貯金をしている場合は、その口座の残高が増えているかどうかだけを見ます。増えていれば、それだけで「今月も仕組みが機能した」ことが確認できます。貯め方の分け方から見直したい方は、先取り貯金の分け方も合わせて読めます。
毎日つけなくていいもの
ここまでの3つ以外は、無理に毎日つけなくても大丈夫です。
- 使った金額のひとつひとつの分類
- 誰にいくら使ったかの記録
- 予算を1円単位で守れているかの確認
これらは、家計を立て直すタイミングが来たときにまとめて見直せば十分です。普段から細かく管理していなくても、家計が崩れているとは限りません。
家計簿そのものの形を変えたい方には、家計簿が続かない人へ。10分で整える「ざっくり管理」の始め方もあります。お金の勉強を基礎から始めたい方は、お金の勉強って何から始める?暮らしに役立つ学び方を考えるのほうが合っているかもしれません。
固定費の見直しまで手を広げたくなったときは、固定費を見直す順番に進む形で大丈夫です。今回はそこまで扱いません。
今日はひとつだけ
今日やることは、ひとつだけで十分です。
- 生活費の口座か財布の残高を、ひとつだけ確認する
それだけで、今月の家計の様子は半分くらい見えてきます。3つ全部を今すぐ揃えようとしなくても大丈夫です。
もし家計簿以外のことでも、続けようとしたことが途中で止まってしまう感覚に心当たりがあるなら、習慣を続けたいのに続かないとき、最初に変えたいことのほうが今の自分に近いかもしれません。
まとめ
家計簿が続かなかったのは、続ける力がなかったからではなく、見る範囲が少し細かすぎただけかもしれません。月に1回、3つの数字を見るだけでも、家計の見え方は変わっていきます。
今日は、ひとつの数字を確認するところから始めてみてもいいかもしれません。
3つの数字を見て、それでも家計が苦しいと感じるときは、支出のどこから手をつけるかを考える家計が苦しいと感じるとき、最初に減らさなくていい支出を考えるが役に立つかもしれません。