副業を始めてみたい。でも、何を選べばいいのかわからない。本業がある中で、あまり大きなリスクは取りたくない。そんなふうに感じる会社員の方は多いと思います。
私自身も、最初からうまくできたわけではありません。退職後にブログを始め、個人で仕事を作る流れを少しずつ経験してきましたが、その前には「早く増やしたい」と思って海外投資に手を出し、全額を失ったこともありました。
その経験を通して感じたのは、副業は「うまく当てるもの」ではなく、「続けられる型を選ぶもの」だということです。会社員が最初に目指すなら、月3万円くらいがちょうどいい。大きすぎず、でも暮らしには確かな変化が出る金額です。
副業は、「稼げそう」より「続けられそう」で選んだほうがいい
副業で遠回りしやすいのは、始める前に「何が自分に合うか」より、「何が早く稼げそうか」を見てしまうときです。もちろん、収入になることは大切です。でも、本業がある会社員にとって本当に大事なのは、短期的な派手さよりも、生活の中で続けられるかどうかだと思います。
平日は疲れて帰ってくる日もある。急に残業が入る日もある。家のことや家族の予定で、思うように時間が取れない週もあります。そんな中で続けるには、大きな初期投資や、毎回強い気合いが必要なものより、今ある経験や時間の中で、小さく始められるもののほうが相性がいいです。
会社員が最初に考えやすい、副業の3つの型
副業にはいろいろありますが、最初は大きく分けてこの3つで考えると整理しやすいです。
型①:スキル販売型
本業やこれまでの経験で身につけたことを、個人の仕事として提供する方法です。たとえば、ライティング、デザイン、経理、事務サポート、資料作成、翻訳、簡単なSNS運用などです。
この型のいいところは、ゼロから何かを作らなくても、すでに持っている力をそのまま使いやすいことです。会社員の副業として相性がいいのは、初期費用がほとんどかからず、始めるまでの距離が短いこと。そして、1件ずつ経験を積みながら改善しやすいことです。一方で、最初は単価が高くないこともあります。でも、その分「まず1件取る」「まず小さく実績を作る」という進め方がしやすいのがこの型の強みです。
型②:コンテンツ販売型
ブログ、YouTube、SNS、noteなどで発信を続け、広告収入や商品販売につなげていく方法です。この型の魅力は、積み上げたものがあとから資産になりやすいことです。自分の考えや経験を発信しながら育てていけるので、長い目で見れば大きな可能性があります。
ただし、最初の収益化まで時間がかかることが多く、すぐに月3万円を作りたい人には少し遠く感じるかもしれません。向いているのは、書くこと・話すこと・発信することがそこまで苦にならず、半年から1年単位で育てる前提を持てる人です。
型③:せどり・物販型
商品を仕入れて販売し、その差額で利益を出す方法です。数字が見えやすく、やることも比較的わかりやすいため、初めての副業として興味を持つ人は多いと思います。この型は、動けば結果が出やすい面があります。一方で、在庫や仕入れの判断が必要になり、思っていたより手間やリスクを感じる人もいます。取り組むなら、最初から大きく張るのではなく、小さな金額で試しながら、相性を見ていくのが安心です。
最初の1つとして選びやすいのは、スキル販売型
3つの中で、会社員が最初に選びやすいのは、やはりスキル販売型だと思います。理由はシンプルで、今あるものを使って始めやすいからです。資格がなくても、特別な肩書きがなくても、本業の中で自然に身についていることは意外とあります。たとえば、
- 人にわかりやすく説明する
- 資料を整理する
- 文章を書く
- 事務作業を正確に進める
- 経理や数字まわりを扱う
- お客様対応を丁寧にする
こうした力は、本人にとって当たり前すぎて見えにくいことがあります。でも、個人の仕事として見ると、十分に価値になることがあります。副業を始めるときに大切なのは、いきなり大きく稼ぐことより、「これは自分でも続けられそうだ」と思える入口を見つけることです。
スキル販売型なら、ココナラやクラウドワークスのようなサービスに登録して、できることを1つだけ出品するところから始められます。最初から凝ったプロフィールを作り込む必要はありません。「出品を1件作る」ことが、今日できる最初の一歩です。
派手ではないけれど現実を少し変える金額
月3万円というと、少なく感じる人もいるかもしれません。でも会社員にとっては、この金額は意外と大きいです。
- 毎月の貯金がしやすくなる
- 教材費や資格受験料に回せる
- 家計の焦りが少しやわらぐ
- 「会社以外でも収入を作れる」という安心感が持てる
この変化は、金額以上に気持ちを軽くしてくれることがあります。最初から月10万円、20万円を目指すと、手を広げすぎたり、期待だけが先に大きくなったりしやすいです。だからこそ、最初の目標は月3万円くらいがちょうどいい。高すぎず、低すぎず、暮らしの中で実感しやすいラインです。
「時間の置き方」まで先に決めておく
副業が続かないときは、能力より先に、時間の置き場所が決まっていないことが原因になりやすいです。「空いたらやる」ではなく、「火曜と木曜の夜に30分」「土曜の午前に1時間」など、先に枠を決めておくほうが、動きやすくなります。これは勉強や習慣化と同じで、副業もやる気より、配置のほうが大事だと思っています。
まとめ
副業を始めるときに大切なのは、「いちばん稼げるもの」を探すことではなく、自分の生活の中で続けられる型を選ぶことだと思います。会社員が最初に目指すなら、月3万円は十分現実的です。そのためには、派手な近道よりも、今ある経験を使って小さく始められる副業のほうが、無理がありません。
すぐに大きく稼がなくても大丈夫です。まずは、自分に合う型を1つ選ぶこと。そして、続けられる時間とやり方を先に整えること。副業は、才能のある人だけのものではなく、少しずつ積み上げられる人のものでもあると思います。