習慣化

塾講師として見た「伸びる子」の共通点。才能より、続けられる子が強かった

「先生、この子は伸びますか?」 集団進学塾で講師をしていた頃、保護者の方から何度も聞かれた質問です。 私は小学生から高校…

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Reiko
2026.07.07 · 読了 7 分
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塾講師として見た「伸びる子」の共通点。才能より大切なこと。

「先生、この子は伸びますか?」

集団進学塾で講師をしていた頃、保護者の方から何度も聞かれた質問です。

私は小学生から高校生まで、たくさんの生徒を担当しました。
最初から成績が良かった子もいれば、「勉強が苦手なんです」と入塾してきた子もいました。

でも、数か月、一年と見ていると、不思議なことがありました。
最初の成績と、その後どこまで伸びるかは、あまり一致しなかったのです。
最初は平均くらいだった子が学年上位になり、逆に「この子は伸びそうだな」と思っていた子が途中で止まってしまうこともありました。

当時はうまく言葉にできませんでした。
でも今、資格の勉強や仕事を通して振り返ると、その違いには一つだけ共通点があったように思います。

それは、才能ではなく、「続け方」を持っていたことでした。

最初の成績だけでは、ほとんど分からない

塾講師になったばかりの頃の私は、「最初にできる子が、そのまま伸びる」と思っていました。
授業を受ける姿勢がよくて、宿題もきちんとやってくる。
そんな子は、やっぱり伸びそうに見えます。

もちろん、そのまま順調に成績を伸ばす子もいました。
でも、それ以上に印象に残っているのは、最初は目立たなかった子たちです。

授業ではあまり発言しない。
テストも平均点くらい。
特別に飲み込みが早いわけでもありません。
それでも半年、一年とたつ頃には、少しずつ順位を上げていく子がいました。

逆に、最初は順調だった子が途中から伸び悩むこともありました。

その頃は、「勉強は才能だけでは決まらないんだな」と漠然と思っていました。
今なら、その理由が少し分かる気がします。

伸びる子は、「分からない」と言える

集団授業をしていると、よく分かることがありました。
伸びる子は、分からないことを隠しません。
授業が終わったあとに、「先生、ここが分かりません。」と素直に聞きに来ます。

家庭教師でも同じでした。
できないことを恥ずかしいと思うより、「分かるようになりたい」という気持ちの方が強い子は、少しずつ前へ進んでいきます。

一方で、質問をしない子もいました。
本当は分かっていない。
でも、「分からない」と言うのが恥ずかしい。
そのまま次の単元へ進み、少しずつ苦手が積み重なっていきます。

勉強ができるかどうかより、「分からない」と言えるかどうか。
その違いは、想像していた以上に大きかったように思います。

そして、このことは大人になってからも変わりませんでした。
私自身も資格の勉強をしていると、「こんなことも分からないなんて」と思う瞬間があります。
でも、そこで立ち止まって調べたり、もう一度テキストを読み返したりした方が、結果的には早く前へ進めました。

子どもたちを見て学んだことは、大人の勉強でもそのまま通用していたのです。

宿題を全部やる子より、「また来た子」が伸びる

意外だったのは、毎週完璧な子だけが伸びるわけではなかったことです。

部活が忙しい週もあります。
学校の行事が続くこともあります。
宿題が半分しか終わらない日もあります。
そんな週は、どの子にもありました。

でも、伸びる子はそこで終わりませんでした。
「今週はできなかった。」
そう言いながらも、翌週また教室へ来ます。
分からなかった問題をもう一度解きます。

私は、その姿を何度も見てきました。

一週間のできより、次の一週間に戻ってこられること。
そちらの方が、ずっと大きな力でした。

今思えば、あの子たちは「続ける」のが上手だったのではありません。
止まる日があることを前提に、それでもまた始められる子だったのです。

大人になって、自分も同じだった

資格の勉強を始めた頃、私は塾で教えていた頃の自分とは反対の立場になりました。

思うように勉強できない日があります。
疲れて机に向かえない日もあります。
「今日は無理だから、明日まとめてやろう。」
そんな日も何度もありました。

そのたびに思い出したのが、塾で出会った子どもたちでした。

宿題を全部終わらせた子より、「先生、今週はできなかった。」と言いながらも、翌週にはまた教室へ来た子。
あの子たちの方が、最後には大きく伸びていました。

私も同じでした。
毎日完璧に勉強できたから合格できたわけではありません。
止まった日があっても、また始める。
その積み重ねの方が、結果につながっていました。

子どもたちから教わったことを、大人になって自分自身が実感することになるとは思っていませんでした。

伸びる人は、才能より「続け方」を持つ

塾講師をしていた頃は、「勉強を教える仕事」だと思っていました。
でも今振り返ると、子どもたちから教わったことの方が多かったように思います。

伸びる子は、特別な才能を持っている子ではありませんでした。

分からないことを認められる子。
できなかった週があっても、また来る子。
完璧ではなくても、勉強をやめなかった子。
そんな子が、少しずつ力をつけていきました。

その景色は、大人の勉強でも変わりません。
資格でも、仕事でも、新しい挑戦でも。

才能より、「また始められること」。
その積み重ねが、最後には一番大きな差になるのだと思っています。

まとめ

「伸びる子」は、最初から何でもできる子ではありませんでした。

分からないと言えること。
また教室へ来ること。
一週間空いても、もう一度始めること。
その積み重ねが、少しずつ結果を変えていました。

勉強は、才能だけで決まるものではありません。
続け方を知っている人の方が、長い目で見ると強い。

私は、塾講師として子どもたちから、そのことを教えてもらいました。
そして今は、自分自身が資格の勉強を通して、同じことを何度も感じています。

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Author

Reiko

未経験から育休中4ヶ月で簿記3級・2級を取得。入院中に受験を決め、ゼロから2週間でFP2級を取得。忙しい毎日でも止まらず続けられる学習設計と、資格勉強の進め方について書いています。

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