過去問を解いてみたら、思っていたより点が取れなかった。
時間も足りないし、どこから崩れているのかもよくわからない。
そんなふうに、急に不安が大きくなることがあります。
私も簿記2級の勉強中、過去問を開いて「これは思ったより厳しいかもしれない」と感じたことがありました。
そのときに重かったのは、点数そのものより、どこを見直せば次が少しよくなるのかが見えないことでした。
先に、この記事の答えを書きます。
- 過去問で点が取れないときは、まず点数より止まり方を見ることが大切です
- いきなり全部を復習するより、崩れた場所を3つくらいに分けるほうが戻りやすくなります
- 最初に見直したいのは、知識不足だけでなく、時間配分・問題の触り方・後回しにした論点です
過去問で点が取れないのは、珍しいことではありません
過去問は、問題集よりも「本番に近い重さ」があります。
範囲がまとまっていて、時間も意識しなければならないので、基本問題では解けたところでも手が止まりやすくなります。
特に最初の数回は、点が伸びないこと自体はあまり珍しくありません。
それでも落ち込みやすいのは、過去問の点数が「合格できるかどうか」そのものに見えやすいからだと思います。
でも実際には、最初の過去問は、合格判定というより見直す場所を見つけるための材料として使うほうが役に立ちます。
まず見たいのは、点数より「どこで止まったか」です
過去問で点が取れないとき、最初に点数だけを見ると、全部できていないように感じやすいです。
でも、次に活かしやすいのは点数そのものではなく、どこで止まったかのほうです。
たとえば、止まり方は大きく分けるとこのあたりに分かれます。
途中で時間が足りなくなった
知識がゼロというより、1問ごとの時間が重くなっていた可能性があります。
この場合は、全部をやり直す前に、どこで時間を使いすぎたかを見たほうが軽くなります。
見たことがあるのに手が動かなかった
理解が浅いままになっている論点があるか、解き方の順番がまだ定まっていないかもしれません。
この場合は、その論点の基本問題へ戻るほうが合いやすいです。
最初から気持ちが重くて進みにくかった
過去問そのものへの構え方がまだ重いことがあります。
この場合は、本番どおりに解く回と、見直しを優先する回を分けたほうが続きやすいです。
見直す場所は、まず3つに分けると整理しやすくなります
点が取れなかったあとに全部を復習しようとすると、重くなりやすいです。
だから私は、見直す場所をまず3つに分けるほうがいいと思っています。
1. 知識が抜けていたところ
仕訳、計算手順、工業簿記の流れなど、そもそも理解が曖昧だった部分です。
ここはテキストや基本問題へ戻る場所です。
2. わかっていたのに崩れたところ
見たことはあるのに、時間がかかりすぎたり、途中で混乱したりした部分です。
ここは知識不足というより、慣れや順番の問題であることも多いです。
3. まだ後回しでもいいところ
今の時点で深追いしなくてもよい論点もあります。
全部を同じ濃さでやり直そうとすると重くなるので、直前期でなければ、優先度の低いところはいったん薄くして大丈夫です。
点が取れないときほど、「全部やり直す」は重くなります
過去問で点が低いと、不安から「もう1回まるごと解こう」と思いやすいです。
でも、最初の段階ではそれが重すぎることがあります。
私が合いやすいと感じたのは、1回分を全部やり直すより、止まった大問や論点だけを分けて戻ることでした。
たとえば、
- 工業簿記の特定の論点だけ戻る
- 仕訳で迷ったところだけ見る
- 最後まで行けなかった大問だけ時間を測らずに解く
そんなふうに分けると、次に何を直すかが見えやすくなります。
時間が足りないときは、知識不足だけを疑わなくて大丈夫です
過去問で点が取れないと、「まだ理解が足りない」と思いやすいです。
もちろんそういう部分もありますが、時間不足は必ずしも知識不足だけではありません。
たとえば、
- 1問目で慎重になりすぎた
- 難しいところで止まり続けた
- 後回しにしてよい問題まで抱え込んだ
こういうことでも、全体の点数はかなり下がります。
だから、時間が足りなかった回は、「何を知らなかったか」だけでなく、どこで立ち止まりすぎたかも一緒に見たほうが次につながりやすいです。
次の1回は、「整える回」で大丈夫です
1回うまくいかなかったあと、次こそ点を取りたいと思うのは自然です。
でも、そこでまた本番どおりにぶつかると、同じ重さになりやすいことがあります。
次の1回は、点数を取りにいく回ではなく、崩れた場所を整える回にしても大丈夫です。
たとえば、
- 時間を測らずに最後まで解いてみる
- 1つの大問だけ丁寧に見る
- 工業簿記だけ先に解いてみる
- 配点より、止まり方の確認を優先する
こういう回を間に入れると、過去問への苦手意識が少し下がりやすくなります。
過去問で点が低くても、前に進んでいないわけではありません
過去問で点が取れないと、「自分はまだ全然だめだ」と感じやすいです。
でも、そこまで進んだからこそ見えた弱点もあります。
テキストだけ、問題集だけでは見えなかった崩れ方が、過去問では出てきます。
それは苦しいですが、見直す場所が具体的になってきたということでもあります。
だから、点数だけを見て止まってしまうより、「次に何を薄く直すか」を1つ決めるほうが、結果的には前へ進みやすいです。
迷ったら、まずはこの順番で見直します
過去問で点が取れなかったあと、何から見直すか迷ったら、この順番で十分です。
- 最後まで行けたかどうかを見る
- どの大問や論点で止まったかを分ける
- 知識不足なのか、時間不足なのかをざっくり決める
- 次は1回分全部ではなく、止まった部分だけ戻る
全部を一気に直さなくて大丈夫です。
まずは、「次にどこを見るか」が1つ決まれば、それだけでかなり軽くなります。
まとめ
簿記2級の過去問で点が取れないときは、点数そのものより、止まり方を見ることが先です。
- 点数より、どこで止まったかを見る
- 見直す場所を3つくらいに分ける
- 全部解き直すより、止まった部分だけ戻る
- 次の1回は、点を取りにいく回ではなく、整える回でも大丈夫
過去問で点が低いことは、前に進んでいないことではありません。
むしろ、どこを直せばいいかが見え始めた段階とも言えます。
今日はまず、解けなかった1回を見て、どの大問で止まったかを3つくらいに分けるところからで大丈夫です。
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