FP2級の試験が近づいてくると、直前期に何を見直せばいいのかで迷いやすくなります。
まだ不安なところもありますし、できていない部分も目につきやすくなります。その結果、何から手をつければいいのかわからなくなることがあります。
結論から言うと、FP2級の直前期は、新しいことを増やすより、これまで触れてきた内容を絞って見直すほうが進めやすくなります。
全部をやり直そうとしなくて大丈夫です。何度も間違えたところ、模試や過去問で止まったところ、基本事項で抜けやすいところ。このあたりを優先したほうが、本番でも止まりにくくなります。
この記事では、FP2級の直前期に、何をどう見直すと重くなりすぎないかを整理します。
直前期ほど手を広げたくなりやすい
試験が近づくと、不安から新しい教材や新しい情報を足したくなることがあります。
今のままでは足りない気がして、別の問題集やまとめ記事、解説動画を探したくなることもあります。
ただ、直前期に範囲を広げすぎると、気持ちも散りやすくなります。
見たことのない情報が増えると、かえって自分に足りない部分ばかりが気になってしまうからです。
直前期に大切なのは、知識を広げることより、今あるものを使って止まりにくくすることです。
不安があるほど増やしたくなる
試験前の不安は自然なものです。
でも、その不安に引っぱられて教材を増やすと、どれを見ればいいかの判断が増えてしまいます。
直前期は、勉強時間そのものより、迷う時間が重くなりやすい時期でもあります。
安心感のための追加が、流れを崩すこともある
新しい教材を足すと、一時的には安心できることがあります。
ただ、実際には今まで使ってきたものとのつながりが薄く、どこまでやればいいのかが曖昧になりやすくなります。
直前期は、新しく知ることより、すでに見たことを確かめ直すほうが安定しやすくなります。
直前期は「全部やり直す」より「取りこぼしを減らす」
試験前になると、最初から全部見直したくなることがあります。
でも、直前期に全範囲をきれいにやり直そうとすると、それだけで時間も気力も足りなくなりやすくなります。
この時期に必要なのは、完璧な復習ではありません。
本番で止まりやすいところを減らすこと。その視点のほうが現実的です。
直前期は完成より安定
今の時点で全部を完璧にするのは難しくても、止まりやすい場所を少し減らすことはできます。
何を聞かれると迷うのか、どの論点で抜けやすいのか。そこを絞って見直すだけでも、解きやすさは変わります。
広く浅くより、狭く確かめる
全分野を均等にざっと見直すより、何度も止まったところを狭く確かめるほうが役に立つことがあります。
直前期は、勉強量を増やすより、戻る場所を絞ることのほうが大きくなります。
優先して見直したいのは、何度も止まったところ
直前期に何を見るか迷ったら、まずはこれまでに何度も止まったところから見直すのが自然です。
過去問、問題集、模試。そこで毎回引っかかった場所には、自分の崩れやすさが出ています。
そのままにしておくと、本番でも同じところで時間を使いやすくなります。
繰り返し間違えた論点
一度だけ間違えた問題より、何度か似た形で止まった論点のほうが優先度は高くなります。
そこには、知識の抜けだけでなく、考え方の曖昧さや思い込みが残っていることがあるからです。
模試や過去問で時間を使いすぎた場所
正解できたかどうかだけでなく、時間をかけすぎた場所も見直しの対象になります。
考え込みやすいところ、判断に迷いやすいところは、本番で流れを崩しやすいからです。
模試の使い方は、FP2級 模試はいつから使うかで整理しています。
また、過去問のタイミングは、FP2級 過去問はいつから始めるかにまとめています。
基本事項で抜けやすいところも直前期に戻しやすい
直前期というと、難しい問題ばかり見直したくなることがあります。
でも実際には、基本事項で抜けやすいところを確認し直すことも大切です。
難問を追いかけるより、基本で止まらないことのほうが本番では安定につながりやすくなります。
用語や違いがあいまいな部分
似た言葉の違い、意味の取り違え、よく見かけるのに説明しにくい用語。そうした部分は、直前期でも見直しやすい場所です。
短時間で確認しやすく、得点の取りこぼしも減らしやすくなります。
解き方の流れが切れやすい部分
計算そのものより、どこから手をつけるかが曖昧な論点もあります。
そうした部分は、1問ずつ流れを追い直すだけでも戻しやすくなります。
苦手分野の立て直しは、FP2級 苦手分野はどう立て直すかで整理しています。
教材は増やさず、今まで使ったものを回す
直前期は、安心のために新しいものを追加したくなります。
でも、この時期は、今まで使ってきた教材を見直すほうが流れを保ちやすくなります。
見たことがある形、使い慣れた言葉のほうが、短い時間でも確認しやすいからです。
見慣れた教材のほうが戻りやすい
新しい教材は情報が新鮮なぶん、どこが大事なのかを見極めるところから始まります。
一方で、今まで使った教材なら、自分がどこで迷いやすいかも含めて思い出しやすくなります。
直前期は、効率の良さより、戻りやすさを優先したほうが動きやすくなります。
まとめノートがなくても大丈夫
直前期になると、きれいなまとめを作っていないことが気になる人もいます。
でも、新しく整ったノートを作るより、問題集の印や付箋、テキストの気になった箇所を見返すだけでも十分です。
今あるものを使って見直せる形があれば、それで足ります。
1日で整えようとせず、数日単位で見る
試験前は時間が限られているので、1日で多くを整えたくなります。
ただ、直前期ほど、1日で全部やろうとすると気持ちが散りやすくなります。
そのため、数日単位で何を見るかを決めたほうが落ち着いて進めやすくなります。
今日はこの分野、この論点だけでいい
直前期に大切なのは、網羅感より、迷わず始められることです。
今日はここだけ見る、と決めてあるだけでも、勉強の入り口は軽くなります。
やることが明確だと、不安に引っぱられにくくなります。
数日でひと回りできれば十分
すべてを1日で確認する必要はありません。
数日かけて、自分の止まりやすい場所をひと回りできれば十分です。
忙しい人ほど、日単位より少し広い目線で組んだほうが続きやすくなります。
忙しい人は「直前1週間で見るもの」を先に決める
仕事や家のことがあると、試験前でも思ったほど時間が取れないことがあります。
そんなときは、空いた時間で何を見るかをその都度考えるより、先に直前1週間の見直し先を決めておいたほうが動きやすくなります。
直前1週間は見る場所を固定する
たとえば、何度も間違えた論点、模試で止まった部分、基本事項の確認。この3つを中心に回すと決めておくだけでも十分です。
見る場所が決まっていると、短い時間でも勉強へ入りやすくなります。
予定どおり進まなくても削る順番を決める
直前期は、予定どおりに進まないこともあります。
そんなときは、全部を守ろうとするより、どこを優先し、どこを削るかを決めておくと崩れにくくなります。
勉強の流れを作る考え方は、資格勉強の最初の2週間の記事にもつながります。
経験ベースで見ると、直前期は増やすより整えるほうが落ち着きやすい
試験前は、不安があるほど何かを足したくなります。
でも実際には、直前期は新しいことを増やすより、今まで触れてきたものを整えるほうが落ち着いて進めやすいと感じます。
私自身、入院中にFP2級を取ったときも、限られた時間の中で、全部を広げるというより、止まりやすい場所を絞って見直す形のほうが現実的でした。
そのときのことは、入院中にFP2級を取った話にも書いています。
もし勉強が止まっていたなら、直前でも戻る場所を小さくしていい
もし最近勉強が止まっていたなら、直前期だからといって大きく立て直そうとしなくても大丈夫です。
まずは最後に触れていた場所の少し前から戻る。そのくらいの再開でも十分意味があります。
止まったあとの戻り方は、FP2級 勉強が止まったときの戻り方で整理しています。
また、テキストと問題集の往復を整えたいときは、FP2級 テキストと問題集はどう進めるかにまとめています。
そもそも今の自分にFP2級が合っているかを考えたいときは、資格の選び方も参考になります。
今日決めること
FP2級の直前期は、新しいことを増やすより、これまで触れた内容を絞って見直すほうが進めやすくなります。
まず決めたいのは、何度も止まったところの中で、今週優先して見る場所です。
次に、模試や過去問で崩れた部分のうち、どこへ戻るかを小さく決めます。
そして、直前1週間で見るものを固定します。
直前期は、全部を整えようとすると重くなりやすい時期です。
できなかったところを全部埋めるより、本番で止まりにくくすること。そこに絞るほうが、落ち着いて進めやすくなります。
前日の過ごし方は、FP2級 試験前日は何をするかにまとめています。
続ける仕組みを形にしたい方へ
やる気に頼らず続けるには、書き出して見える形にするのが近道です。
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