FP2級の勉強を進めていると、どうしても苦手に感じる分野が出てくることがあります。
同じところで何度も止まったり、問題を見ても手が動かなかったりすると、その分野だけで全体の勉強が止まったように感じやすいものです。
でも、FP2級の苦手分野は、最初から全部理解し直そうとしなくて大丈夫です。
まずは、どこで止まるのかを小さく分けること。次に、戻る範囲を広げすぎないこと。そして、苦手分野だけにこもり続けず、他の分野も混ぜながら立て直すこと。この流れのほうが続きやすくなります。
この記事では、FP2級で苦手分野が出てきたときに、重くなりすぎず立て直す方法を整理します。
FP2級は苦手が1つあるだけで全体が止まったように見えやすい
FP2級は6分野あるので、どこか1つでつまずくと、その分だけ勉強全体が遅れているように感じることがあります。
本当は他の分野で進んでいる部分があっても、苦手な場所の印象が強く残るからです。
特に、何度見ても頭に入りにくい分野や、問題になると毎回迷う分野は、気持ちの負担も大きくなりやすくなります。
ただ、苦手があること自体は珍しいことではありません。
大切なのは、苦手をなくすことより、苦手があっても勉強全体を止めないことです。
苦手があると、そこばかり気になりやすい
一度苦手意識がつくと、その分野を見る前から少し身構えてしまうことがあります。
すると、実際よりも難しく感じたり、他の分野まで進みにくくなったりすることがあります。
苦手分野は、内容の難しさだけでなく、気持ちの重さでも止まりやすくなります。
全体が止まったわけではないことも多い
苦手分野で足が止まっていても、他の分野では少しずつ進めることがあります。
それなのに、「ここができないから全然進んでいない」と見えてしまうことがあります。
まずは、苦手があることと、勉強全体が止まっていることを分けて考えるだけでも、立て直しやすくなります。
最初から全部読み直すと重くなりやすい
苦手分野を前にすると、テキストを最初から全部読み直したくなることがあります。
もちろん、基本から見直すことが役立つ場面もあります。
ただ、広く戻りすぎると、それだけで負担が大きくなり、立て直す前に疲れてしまうことがあります。
苦手分野ほど、戻る範囲は小さくしたほうが再開しやすくなります。
広く戻ると、何が原因だったかがぼやけやすい
最初から全部を見直すと、安心感はありますが、実際にどこで止まっていたのかが見えにくくなることがあります。
用語が曖昧だったのか、計算の流れで止まっていたのか、問題文の読み方で迷っていたのか。その違いがぼやけやすくなります。
立て直しでは、量より原因の見えやすさのほうが大切です。
苦手ほど、戻る場所を絞ったほうが続く
一度に全部直そうとすると、苦手分野はさらに重くなります。
だからこそ、その問題に直接つながる部分だけを見る、その章の少し前だけ戻る。そのくらいの絞り方のほうが現実的です。
立て直しは、広くではなく、近くへ戻る感覚のほうが続きやすくなります。
まずは「どこで止まるか」を分けてみる
苦手分野を立て直すときにいちばん役立つのは、「苦手」というひとまとめの見方をやめることです。
同じ苦手でも、止まり方はいくつかに分かれます。
そこが見えると、戻る場所も決めやすくなります。
用語で止まるのか
問題文に出てくる言葉の意味が曖昧で止まるなら、必要なのはその用語まわりの見直しです。
この場合は、章全体を読み直すより、言葉の定義や違いを確認するほうが効きやすくなります。
計算で止まるのか
用語はなんとなくわかるのに、計算や手順で止まることもあります。
その場合は、考え方全体より、1問の流れを追い直すほうが立て直しやすくなります。
計算が苦手だと感じても、実際には途中の1段だけ曖昧なことも少なくありません。
設問文の読み方で止まるのか
内容そのものより、何を聞かれているのかがつかみにくくて止まることもあります。
そういうときは、テキストより問題の聞かれ方に慣れることのほうが大事です。
過去問や問題集を見ながら、どの言い回しで迷ったのかを確認したほうが戻りやすくなります。
苦手分野だけにこもり続けないほうが進みやすい
苦手を克服しようとすると、その分野だけを何日も続けて触りたくなることがあります。
でも、苦手分野だけにこもり続けると、気持ちが切れやすくなることがあります。
難しいところばかりが続くと、勉強全体の手応えが薄くなりやすいからです。
立て直しでは、苦手分野と、比較的触りやすい分野を混ぜたほうが続けやすくなります。
少し進める感覚を残しておく
苦手分野だけの日が続くと、「今日もできなかった」という印象が残りやすくなります。
その状態が続くと、再開自体が重くなります。
一方で、苦手に少し触れたあとに、比較的解きやすい分野へ移ると、「今日は少し進んだ」という感覚を持ちやすくなります。
得意分野を混ぜるのは逃げではない
苦手の合間に他分野を入れると、逃げているように感じることがあります。
でも、勉強全体を止めないためには、それも立派な調整です。
FP2級は全体で見て進める資格なので、1分野だけに閉じこもらないほうが流れを保ちやすくなります。
間違えた問題は、弱点発見と戻り先確認に使う
苦手分野を立て直すときに役立つのは、過去問や問題集で間違えた問題です。
そこには、自分がどこで止まっているかのヒントが入っています。
大切なのは、間違えたこと自体を重く受け取りすぎないことです。
間違いは苦手の証拠というより材料
同じ分野で何度も間違えると、その分野がまるごと苦手に見えてしまいます。
でも、実際には一部の論点や聞かれ方で止まっているだけのこともあります。
間違えた問題は、「ここが苦手だ」と決めつけるためではなく、「ここへ戻ればいい」と知るために使うほうが進みやすくなります。
復習は広げず、その問題に近いところへ戻る
間違えた問題をきっかけに、関連分野を全部見直そうとすると重たくなります。
まずは、その問題に直接つながる部分だけ戻る。そのくらいで十分です。
過去問の使い方は、FP2級 過去問はいつから始めるかで整理しています。
また、テキストと問題集の往復は、FP2級 テキストと問題集はどう進めるかにまとめています。
忙しい人は週単位で「苦手を触る日」を決める
苦手分野は、空いた時間にやろうと思うほど後回しになりやすいものです。
気が重い分、つい今日ではなくていいと考えてしまうからです。
そんなときは、日ごとに細かく決めるより、週の中で苦手分野に触る場所を決めておくほうが続きやすくなります。
今週はどこを立て直すかを1つ決める
今週はこの論点だけ見直す、この章のこの問題だけ戻る。そのくらい小さく置くほうが動きやすくなります。
苦手分野は、範囲を広げるほど手をつけにくくなります。
だからこそ、「今週の立て直し地点」を1つ決めるだけでも十分です。
予定どおり進まなくても組み直せばいい
苦手分野は、思ったより時間がかかることがあります。
でも、それで予定がずれても大丈夫です。
次の週にもう一度同じ場所を小さく置き直せば十分です。
勉強の最初の流れを作る考え方は、資格勉強の最初の2週間の記事にもつながります。
経験ベースで見ると、苦手は消すより扱いやすくするほうが進みやすい
資格勉強では、苦手を完全になくそうとするほど重くなりやすいと感じます。
私自身、入院中にFP2級を取ったときも、全部をきれいにそろえて進めたというより、止まりやすいところを小さく分けながら進めていました。
限られた時間の中では、苦手を消すことより、前より止まりにくくすることのほうが支えになります。
そのときのことは、入院中にFP2級を取った話にも書いています。
そもそも全体の進め方が重かったなら、入口から見直していい
苦手分野だけの問題に見えていても、実は全体の進め方が重かったことが原因になっている場合もあります。
教材が多すぎた、最初から全部理解しようとしていた、過去問に入るタイミングが遅すぎた。そうした積み重ねで苦手が大きく見えることもあります。
そんなときは、苦手分野だけを責めるより、入口から見直したほうが軽くなることがあります。
始め方は、FP2級 何から始めると進みやすいかで整理しています。
また、勉強が止まったあとの戻り方は、FP2級 勉強が止まったときの戻り方にまとめています。
今の自分にFP2級が合っているかから考えたいときは、資格の選び方も参考になります。
今日決めること
FP2級の苦手分野は、最初から全部理解し直そうとしなくて大丈夫です。
まず決めたいのは、自分がどこで止まっているのかです。
次に、その問題に戻るために、どこまで見直せばいいかを小さく決めます。
そして、今週の中で、いつ苦手分野に触れるかを決めます。
苦手分野は、一気に克服しようとすると重くなりやすいものです。
前より少し止まりにくくなった。それくらいを目標にしたほうが、勉強は続きやすくなります。
全体を通して確認したくなったら、FP2級 模試はいつから使うかも参考になります。
どの教材で止まっているかを見分けたい方は、FP2級の過去問・問題集・模試はどう使い分ける?独学で迷わない進め方で整理しています。
直前期に何を残すかは、FP2級 直前期は何を見直すかにまとめています。
続ける仕組みを形にしたい方へ
やる気に頼らず続けるには、書き出して見える形にするのが近道です。
ニュースレター登録で、90日学習設計シート スターター版(無料PDF)をすぐにお届けします。週1回、続けるためのヒントも受け取れます。