FP2級の勉強を始めようと思っても、最初に何をすればいいのかで止まりやすいものです。
分野が広く見えるので、テキストを買ったあとに手が止まることもあります。
そんなときは、最初から全部を理解しようとしないほうが進みやすくなります。
先に決めたいのは、試験日から逆算すること、教材を増やしすぎないこと、今週どこまで進めるかを小さく決めること。この3つです。
FP2級は、始め方が整うと流れに乗りやすい資格です。反対に、最初に範囲の広さへ圧倒されると、勉強そのものより「どう進めるか」を考える時間ばかり増えてしまいます。
この記事では、FP2級をこれから始めるときに、まず何から決めると進みやすいかを整理します。
FP2級は最初に全部わかろうとしなくていい
FP2級は分野が広いので、最初に全体をきれいに理解しようとすると重たくなります。
ライフプランニング、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業承継。こうして並べるだけでも、始める前から大変そうに見えます。
でも、最初に必要なのは「理解の完成」ではなく、「進める流れを作ること」です。
実際、勉強が止まりやすいのは、内容が難しいからというより、最初の手順が決まっていないことが多くあります。
どの教材で、どの順で、どのくらい進めるか。ここが曖昧なままだと、毎回そこから考えることになります。
最初にやることは、完璧な計画づくりではありません。迷わず1週間を始められる状態づくりです。
最初に決めたいのは試験日からの逆算
FP2級を始めるときは、まず受ける時期を決めたほうが進みやすくなります。
試験日がぼんやりしたままだと、勉強量もペースも決めにくくなるからです。
逆に、受験時期が決まると、「今月は基礎」「来月は問題演習」のように、大まかな流れを置けます。
ここで大切なのは、細かすぎる計画にしないことです。
最初から1日単位でぎっしり決めるより、まずは月単位、週単位で見たほうが続けやすくなります。
最初は月単位でざっくり置く
たとえば、受験まで3か月あるなら、最初の1か月はインプット中心、次の1か月は問題演習に移行、最後の1か月は苦手の見直しという形でも十分です。
この段階では、完璧な配分より「今どこにいるか」が見えることのほうが大事です。
日単位より週単位のほうが続きやすい
忙しい時期は、毎日同じように勉強できるとは限りません。
そのため、「毎日1時間」と決めるより、「今週は3回触れる」「今週はこの分野を終える」と決めるほうが現実に合いやすくなります。
最初の段階で必要なのは、理想の勉強法ではなく、今の生活に乗る進め方です。
勉強の最初の流れを作る考え方は、資格勉強は最初の2週間で流れを作るでも近い形で整理しています。
教材は最初から増やしすぎない
FP2級を始めるときにやりがちなのが、教材をそろえすぎることです。
テキスト、問題集、予想問題、アプリ、動画。準備が進むほど安心する一方で、何から使うかが曖昧になりやすくなります。
最初は、基本テキスト1冊と問題集1冊くらいで十分です。
教材を増やすのは、足りないと感じてからでも遅くありません。
最初の教材選びで迷う方は、FP2級のテキストと問題集は何を選ぶ?独学で最初に揃える教材もあわせて見てみてください。見やすさを重視したいか、解説の厚みがほしいかなど、自分が止まりやすいところに合わせて選ぶと、最初の1セットを決めやすくなります。
最初の目的は比較ではなく着手
どの教材がいちばん合うかを考え続けるより、まず1冊で入り口を作るほうが前に進みます。
相性の見極めは、少し使ってからでもできます。
始める前に正解の教材を探しすぎると、勉強そのものが後ろに下がってしまいます。
わからない部分があっても先へ進む
最初の1周では、全部を理解しきれなくても大丈夫です。
特にFP2級は、1回目で細部まで押さえるより、まず全体を通して「見たことがある状態」を作るほうが進めやすくなります。
立ち止まりすぎると、最初の1冊を終える前に疲れてしまいます。
わからないところに印をつけて先へ進み、2周目以降で戻る形のほうが、結果として続きやすくなります。
最初の1週間で6分野を均等にやろうとしなくていい
FP2級は6分野あるので、最初から均等に回そうとすると散りやすくなります。
始めたばかりの時期は、毎回違う分野へ飛ぶより、ある程度まとまりを持たせたほうが流れを作りやすくなります。
大事なのは、全分野を公平に扱うことではなく、勉強の手触りをつかむことです。
1週間単位で触れる範囲を決める
たとえば今週は2分野、来週は次の2分野というように、触れる範囲を週ごとに置いていくと、進み具合を把握しやすくなります。
今日は何をやるかで迷う時間も減ります。
最初の数週間は、迷わず着手できることが何より大切です。
苦手を見つけるのはあとでいい
始めたばかりの時点では、苦手分野を正確に判断するのも難しいものです。
最初から苦手対策を考えるより、まず1周してみて、止まりやすかったところを後で見返す形で十分です。
早い段階で「自分はこれが苦手」と決めすぎると、必要以上に構えてしまうことがあります。
最初の2週間は理解を深めるより流れを作る期間
FP2級を始めるときは、最初の2週間で勉強の型を作れるかどうかが大きいと感じます。
毎回ゼロから考えなくて済む状態になると、忙しい日でも再開しやすくなるからです。
今日は何を見るか、どこまで進めるか、次に何をするか。この流れが決まるだけで、勉強の負担はかなり変わります。
資格勉強では、最初の勢いより、戻りやすさのほうが大切です。
1回の勉強時間は短くてもいい
最初から長時間やろうとすると、予定が崩れたときに続きにくくなります。
30分でも20分でも、まずは続けられる長さで流れを作るほうが現実的です。
勉強時間の長さより、次も座りやすいことのほうが価値があります。
「今日やること」が見えている状態を作る
勉強を始める前に迷う時間が長いと、それだけで疲れてしまいます。
前日に次にやるページを決めておく、問題集の続きから入る場所を付箋で残す。そうした小さな準備だけでも、再開のしやすさは変わります。
経験ベースで言うと、最初は頑張り方より整え方が大きい
FP2級は、気合いで押し切るというより、始め方を整えるほうが進みやすい資格だと思います。
私自身、入院中にFP2級を取った経験がありますが、そこで大きかったのも、短い期間の中で「何をやるか」を絞ったことでした。
時間がたっぷりあったから進んだというより、迷う余地を減らしたことのほうが大きかった感覚があります。
そのときのことは、入院中にFP2級を取ったときの話にも書いています。
資格勉強は、向いている人だけが進めるものではありません。
始め方が整うと、止まりやすい人でも少しずつ進めやすくなります。
FP2級が気になるなら、始める前に資格の相性も見ておく
もしまだ「本当にFP2級でいいのかな」と迷いがあるなら、勉強法の前に資格との相性を見ておくのもひとつです。
続けやすさは、勉強法だけでなく、その資格を今の自分がどう使いたいかでも変わります。
なんとなく始めるより、生活や関心とのつながりがあるほうが進みやすくなります。
資格選びの考え方は、資格の選び方でも整理しています。
今日決めること
FP2級を始めるときに、最初から全部を整える必要はありません。
ただ、次の3つが決まると動きやすくなります。
ひとつ目は、受ける時期を決めること。
ふたつ目は、最初に使う教材を絞ること。
みっつ目は、今週触れる範囲を決めることです。
FP2級は、始め方が固まると少しずつ前に進みやすくなります。
完璧な計画より、今週の1歩。まずはそこからで十分です。
教材を決めたあとの進め方は、FP2級 テキストと問題集はどう進めるかにまとめています。
途中で止まったときの戻り方は、FP2級 勉強が止まったときの戻り方にまとめています。
始め方が決まったあとに迷いやすいのは、教材の進め方、過去問に入るタイミング、模試の使い方、直前期の見直しです。
そのあとに、FP2級 過去問はいつから始めるかとFP2級 模試はいつから使うか。
試験が近づいたら、FP2級 直前期は何を見直すかの順で読むと流れがつかみやすくなります。
独学で進めるときの絞り方は、FP2級 独学で進めるなら何を絞るかにまとめています。
独学か講座かで迷っている方は、FP2級の通信講座を比較。独学で止まりやすい人に合うのはどれかもあわせてどうぞ。
問題集・過去問・模試の違いがまだ曖昧な方は、FP2級の過去問・問題集・模試はどう使い分ける?独学で迷わない進め方も参考にしてください。
FPそのものが初めてで、3級と2級の違いから知りたい方は、FP3級と2級の違いは?暮らしに役立つのはどこまでかを整理からどうぞ。
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