FP2級の勉強を始めるとき、意外と迷いやすいのが、テキストと問題集をどう進めるかです。
テキストを最後まで読んでから問題集に入るほうがいいのか、それとも早めに問題演習を始めたほうがいいのか。この順番で手が止まることがあります。
結論から言うと、FP2級はテキストを全部終えてから問題集に進むより、ある程度進んだ段階で問題演習を混ぜたほうが進みやすくなります。
テキストだけを長く続けると、わかったつもりで止まりやすくなりますし、反対に問題集だけを急いで進めると、土台不足で苦しくなりやすいからです。
大事なのは、どちらかに寄せすぎないことです。
この記事では、FP2級の勉強で、テキストと問題集をどう往復すると止まりにくいかを整理します。
FP2級はテキストだけで長く引っぱらないほうが進みやすい
FP2級は範囲が広いので、最初にテキストをしっかり読んでから進みたくなることがあります。
ただ、テキストだけの期間が長くなると、理解しているのか、ただ読んでいるだけなのかがわかりにくくなります。
これが続くと、勉強しているのに手応えが薄くなり、少しずつ止まりやすくなります。
特に忙しい時期は、読んで終わる勉強だけだと、達成感が残りにくいものです。
だからこそ、ある程度読んだら問題に触れてみる流れを早めに作ったほうが進めやすくなります。
読めたことと解けることは少し違う
テキストを読んで理解したつもりでも、問題になると手が止まることがあります。
これは珍しいことではなく、むしろ自然な流れです。
知識として見たものを、設問の形で使えるようになるには、別の慣れが必要だからです。
問題集は、その差を確認するために使うものでもあります。
1周目は理解の完成ではなく全体の通過
最初の1周目で全部を理解しようとすると、どうしても重たくなります。
FP2級では、1周目は浅くてもいいので、まず全体を一度通ることが大切です。
わからない部分が残っていても、あとで戻れば大丈夫です。
最初から止まらず進めることのほうが、結果として勉強は安定しやすくなります。
問題集を早く始めすぎるのもしんどくなりやすい
一方で、テキストをほとんど読まないまま問題集へ入ると、それはそれで苦しくなりやすくなります。
見たことのない言葉や考え方が多い状態だと、間違えるたびに気持ちが削られやすいからです。
問題集は便利ですが、最初から正解を出すためだけに使うものではありません。
ある程度の土台ができてから触れたほうが、勉強の流れに乗せやすくなります。
問題集は理解度テストではなく出題形式への慣れ
問題集に入ると、つい点数や正答率ばかり気になってしまいます。
でも、初期の問題演習で大切なのは、満点を取ることではありません。
どんな聞かれ方をするのか、どこで迷いやすいのか、どの分野が言葉としてまだ曖昧なのか。そこを知るために使うほうが現実的です。
問題を解いてみると、テキストを読むだけでは気づかなかった弱さが見えてきます。
間違えること自体は悪い流れではない
問題集で間違えると、まだ早かったのかなと不安になることがあります。
ただ、最初の段階では、間違えること自体は悪い流れではありません。
むしろ、どこへ戻ればいいかが見えるので、勉強の軌道修正がしやすくなります。
間違えた問題は、できなかった証拠というより、戻る場所を教えてくれる目印として見るほうが進めやすくなります。
おすすめはテキストと問題集を少しずつ往復する進め方
FP2級で止まりにくいのは、テキストだけ、問題集だけのどちらかではなく、少しずつ往復する進め方です。
たとえば、ある分野をテキストで読んだら、その範囲の問題を少し解いてみる。解けなかったところだけ戻る。この流れにすると、勉強の手応えが出やすくなります。
全部終わってから次へ進む形より、途中で確認を挟むほうが、理解のズレも小さくなります。
ひと区切りごとに問題を入れる
1章ごとでも、1テーマごとでもいいので、ある程度読んだら問題を少し入れてみるのがおすすめです。
このとき、問題数は多くなくて構いません。
大事なのは、早い段階で「読む」と「使う」をつなげることです。
少し解いて、少し戻る。この繰り返しのほうが、忙しい中でも勉強の流れを保ちやすくなります。
全部わかってから次へ進もうとしない
真面目な人ほど、理解しきってから次へ進みたくなります。
でも、FP2級では、進みながら少しずつ見えてくることも多くあります。
最初の段階で必要なのは、完成度ではなく前進です。
わからない部分を少し残したままでも、先へ進んだほうが全体像がつかみやすくなることがあります。
教材は増やさず、最初は少ない組み合わせで回す
テキストと問題集の進め方で迷う人ほど、途中で教材を増やしたくなることがあります。
別の参考書、別の問題集、アプリ、動画。増やせば安心するように見えて、実際には判断の回数が増えて止まりやすくなることがあります。
最初は、基本テキスト1冊と問題集1冊くらいで十分です。
足りないと感じたときだけ追加するほうが、勉強の軸がぶれにくくなります。
教材選びより回し方のほうが大きい
もちろん教材との相性はありますが、最初の段階では、何を使うか以上に、どう回すかのほうが影響しやすいと感じます。
同じ教材でも、読むだけで終わるのか、少しずつ問題と往復するのかで、進みやすさは変わります。
教材探しを続けるより、今ある1冊で流れを作ることが先です。
忙しい人は週単位でテキストと問題集の配分を決める
毎日きれいに同じ勉強時間を取れる人ばかりではありません。
そのため、FP2級の勉強では、日単位より週単位で進め方を決めたほうが続きやすいことがあります。
今週はテキストをここまで読んで、週の後半で問題を解く。そんなざっくりした置き方でも十分です。
1週間で読む範囲と解く範囲を決める
たとえば、今週は1分野の前半をテキストで進めて、週末にその範囲の問題を解く。このように決めておくと、毎回迷わず始めやすくなります。
今日何をやるかで悩まないことは、続けるうえでかなり大きい要素です。
勉強の最初の流れを作る考え方は、資格勉強の最初の2週間の記事でも書いています。
予定どおり進まなくても組み直せばいい
週の途中で予定が崩れることもあります。
そんなときに、計画どおりできなかったと考えすぎると、そのまま止まりやすくなります。
少しずれても、来週また組み直せば大丈夫です。
勉強が続く人は、予定を守り切る人というより、崩れたあとに戻りやすい形を持っている人だと思います。
経験ベースで見ると、最初に必要なのは理解の深さより流れ
FP2級の勉強では、最初から深く理解することよりも、テキストと問題集をどう往復するかの流れがあるほうが進みやすいと感じます。
私自身、入院中にFP2級を取ったときも、限られた時間の中で、全部を丁寧に積み上げるというより、使う教材を絞って、進め方を固定することのほうが大きかった感覚があります。
時間があるかどうかだけでなく、迷う回数が少ないかどうかも大切です。
そのときのことは、入院中にFP2級を取った話にも書いています。
FP2級をこれから始めるなら、まず始め方の土台を作る
もしまだ、FP2級そのものをどう始めるかで迷っているなら、先に全体の入り方を整理しておくと進めやすくなります。
受験時期、教材、今週の範囲。この土台があるだけでも、テキストと問題集の往復がやりやすくなります。
最初の入り方は、FP2級 何から始めると進みやすいかで整理しています。
また、そもそも今の自分にFP2級が合っているかを見たいときは、資格の選び方も参考になります。
今日決めること
FP2級のテキストと問題集の進め方で迷ったときは、難しく考えすぎなくて大丈夫です。
まず決めたいのは、テキストをどこまで読んだら問題に触れるか。
次に、1週間の中で、読む日と解く日をどう置くか。
そして、間違えたときに、どこまで戻るかです。
FP2級は、全部わかってから進むより、少しずつ往復しながら進めるほうが流れを作りやすくなります。
教材を増やす前に、まずは今ある1冊ずつで回し方を決めること。そこからで十分です。
途中で勉強が止まってしまったときは、FP2級 勉強が止まったときの戻り方もあわせてどうぞ。
過去問に入るタイミングは、FP2級 過去問はいつから始めるかで整理しています。
独学全体の絞り方は、FP2級 独学で進めるなら何を絞るかも参考になります。
続ける仕組みを形にしたい方へ
やる気に頼らず続けるには、書き出して見える形にするのが近道です。
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