問題集を開くたびに、思ったより間違える。
解説を読めばわかる気もするけれど、自力では手が止まる。
このまま続けていいのか、それとも戻ったほうがいいのか、迷うことがあります。
私も簿記2級の勉強中、問題集で間違いが増えた時期がありました。
そのときにいちばん重かったのは、「できていないこと」そのものより、どこに戻ればいいのかわからないことでした。
先に、この記事の答えを書きます。
- 間違いが多いときは、問題集をやめるかどうかより、戻る場所を決めることが先です
- いきなり最初から全部やり直さなくて大丈夫です
- 戻る場所は、「用語」「流れ」「解き方」のどこで止まっているかで分けると決めやすくなります
問題集で間違いが多いのは、珍しいことではありません
簿記2級の問題集は、テキストを読んだ直後より少し難しく感じやすいです。
わかったつもりだったところが、問題になると急に手が止まることもあります。
特に独学だと、どこまで理解できていれば十分なのかが見えにくいので、間違いが続くと不安が大きくなりやすいです。
でも、ここで必要なのは「もっと頑張ること」より、どの種類の間違いなのかを分けることだと思います。
間違いが多いと、全部できていないように感じます。
けれど実際には、止まっている場所はある程度かたまっていることが多いです。
まず見たいのは、「どこで間違えているか」です
問題集で間違いが多いときは、点数や正答率だけを見ても、戻る場所は決まりにくいです。
先に見たいのは、何を間違えているかです。
たとえば、次の3つは戻り方が少し違います。
用語や意味の取り違えが多い
問題文を読んでも、仕訳の意味や費目の区別があいまいなまま進んでいる状態です。
この場合は、問題数を増やすより、テキストの説明へ戻ったほうが軽くなりやすいです。
数字の流れがつながっていない
工業簿記で特に多いですが、どこからどこへ数字が動いているのかが見えていないと、毎回別の問題に感じやすくなります。
この場合は、解き方の暗記より、流れの確認が先です。
解き方の順番が定まっていない
意味はわかるけれど、どこから手をつければいいかで止まることがあります。
この場合は、テキストに戻るだけでなく、基本問題を少なく解き直すほうが合うことがあります。
戻る場所は、「止まった段階」で決めます
問題集で間違えると、その問題を全部やり直したくなることがあります。
でも、毎回それをすると重くなりやすいです。
戻るときは、1問をまるごと見るより、どの段階で止まったかを見るほうが決めやすくなります。
たとえば、
- 問題文の意味がつかめなかった
- 勘定科目の選び方で止まった
- 計算式が作れなかった
- 計算は合っていたのに、最後のまとめ方でずれた
この違いだけでも、戻る場所はかなり変わります。
最初の意味で止まったならテキスト。
途中の流れで止まったなら、その単元の基本例題。
最後のまとめ方でずれたなら、問題集の同レベル問題を数問やり直す。
そんなふうに、止まった段階に合わせて戻るほうが、全部をやり直すより軽くなります。
迷ったら、この順番で戻ると進めやすくなります
1. テキストの該当単元の説明だけ読む
最初に戻るのは、全部ではなく該当単元だけで大丈夫です。
問題集で止まった論点の説明を、5分でもいいので読み直します。
ここで大事なのは、完璧に理解し直そうとしないことです。
「何の話だったか」を思い出せれば、まずは十分です。
2. その単元の基本例題か基本問題を1〜2問だけ解く
いきなり応用問題に戻ると、また重くなりやすいです。
手を戻したいときは、基本に触れて手が動くかを見るほうが先です。
3. 問題集の同じレベルへ戻る
基本問題で手が動くようになったら、もう一度問題集へ戻ります。
それでも難しいなら、戻る場所がまだ少し深いということなので、同じ単元でももう少し前に戻せば大丈夫です。
間違いが多いときほど、「全部やり直す」は重くなります
問題集でつまずくと、不安から「とにかく量をこなそう」としやすいです。
でも、間違いが多い時期に量を増やすと、かえって何が苦手なのかが見えにくくなることがあります。
私に合っていたのは、間違えた問題を全部追いかけるより、止まり方が似ている問題だけ見ることでした。
たとえば、工業簿記の総合原価計算で同じように止まるなら、そこだけに絞る。
商業簿記の仕訳で同じように迷うなら、その論点だけ見る。
全部を広く直すより、似た止まり方をまとめて見るほうが、戻る場所は決めやすくなります。
問題集を変える前に、先に確かめたいこと
間違いが多いと、「この問題集が合っていないのかも」と感じることがあります。
もちろん相性はありますが、すぐに買い替えなくてもいいことは多いです。
先に確かめたいのは、この2つです。
- 問題集が難しいのか
- それとも、今の自分にはまだ少し早いだけなのか
後者なら、教材を変えるより、戻る順番を整えるだけでかなり軽くなることがあります。
教材そのものの見直し方を整理したい方は、簿記2級のおすすめ教材も参考になります。
ただ、問題集で間違いが多い時期は、先に教材を増やすより、今の1冊のどこで止まっているかを見るほうが合いやすいです。
問題集で止まる時期も、前に進んでいないわけではありません
問題集で間違いが増えると、前に進めていない気持ちになりやすいです。
でも実際には、どこで止まるかが見えるようになってきた段階でもあります。
テキストだけ読んでいたときには見えなかった弱点が、問題集に入ってはじめて見えてくることがあります。
それは、できていない証拠というより、見直す場所が具体的になってきたということでもあります。
だから、間違いが多い時期ほど、
「自分は向いていない」ではなく
「次に戻る場所が見えてきた」
くらいに受け止められると、少し軽くなります。
まとめ
簿記2級の問題集で間違いが多いときは、まず戻る場所を決めることが先です。
- 間違いの種類を分ける
- 1問まるごとではなく、止まった段階を見る
- テキスト → 基本問題 → 問題集の順で戻る
- 教材を変える前に、戻る順番で軽くできないかを見る
全部やり直さなくて大丈夫です。
今日はまず、いちばんよく止まる問題を1つだけ開いて、どの段階で止まるのかを見てみてください。
それだけでも、次に戻る場所は少し決めやすくなります。
勉強全体の流れから整えたい方は、独学で簿記2級を目指す人へ。テキストの選び方と、過去問の回し方。
計画の立て直しも含めて見直したい方は、簿記2級の勉強計画はどう立てる?続けやすい形にするための考え方。
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もあわせてどうぞ。
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