※この記事にはアフィリエイト広告を含みます。本文では、勉強計画の考え方を整理しながら、参考になる教材ページも紹介しています。
簿記2級を勉強しようと思ったとき、最初に気になるのが「どんな計画で進めればいいのか」ということです。
試験日から逆算して予定を立てようとしても、仕事や家のことがある中で、きれいなスケジュールを作るのは意外と難しいものです。
しかも、簿記2級は範囲が広く、商業簿記に加えて工業簿記も入ってきます。
そのため、最初から完璧な計画を作ろうとすると、立てた時点で少し重たく感じてしまうこともあります。
この記事では、簿記2級の勉強計画を立てるときに、どんな考え方にすると続けやすいかを、やわらかく整理していきます。
予定を埋めることより、止まっても戻れる形を作ることを大切にしたい方に向けた内容です。
先に、この記事の結論です。
・計画は「テキスト→問題集→過去問」の3段階だけで考える
・毎日の量ではなく、1週間単位で戻れる形にする
・きれいな計画より、崩れた日に戻れる計画が続きます
いまの状況に近いものから読めます。
・90日でまとめて進めたい方 → 忙しくても受かる「90日設計」の作り方
・働きながら少しずつ進めたい方 → 挫折しないための「最初の2週間」の作り方
・いま遅れていて立て直したい方 → 勉強が遅れているとき、計画を立て直す順番
・平日30分で組む形を先に見たい方 → 平日30分でも止まりにくい勉強の組み方
・商業簿記と工業簿記のどちらからか迷う方 → 商業簿記と工業簿記のどちらから始めるか
簿記2級の勉強計画は、きれいに埋めるより「戻れる形」が大切
勉強計画というと、毎日何をどこまで進めるかを細かく決めるもの、というイメージを持つことがあります。
もちろん目安はあったほうが進めやすいのですが、簿記2級では、予定どおりに進まない日があることも前提にしておいたほうが現実に合いやすいです。
特に働きながら勉強する場合や、家事・育児と並行して進める場合は、毎週きっちり同じ時間を確保するのが難しいこともあります。
その中で、遅れたら全部ずれてしまう計画を立てると、1回崩れただけで気持ちまで止まりやすくなります。
だからこそ、簿記2級の勉強計画では、「何日で終えるか」だけでなく、「遅れたときにどう戻るか」をあらかじめ考えておくことが大切です。
続けやすい計画は、理想どおりに進む計画というより、予定どおりにいかない日があっても立て直せる計画なのだと思います。
最初に決めたいのは、毎日の量より全体の流れ
計画を立てるとき、いきなり「平日は1日2時間」「土日は4時間」のように細かい時間から決めたくなることがあります。
でも、その前に全体の流れを見ておくと、途中で迷いにくくなります。
たとえば、最初はテキストで理解を進める時期、そのあとに問題集で手を動かす時期、最後に過去問で本番形式に慣れる時期、というように、大きな段階に分けて考えておくと、今どこにいるのかが見えやすいです。
この流れがあるだけでも、「今日は何をやればいいんだっけ」と迷う回数がかなり減ります。
独学全体の進め方を先に整理したい方は、独学で簿記2級を目指す人へ。テキストの選び方と、過去問の回し方もあわせて読むと、計画の土台を作りやすくなります。
計画は、「テキスト」「問題集」「過去問」の3段階
簿記2級の勉強計画は、細かく分けすぎるより、まずは3段階で考えると整理しやすいです。
ひとつ目はテキストで理解の土台をつくる時期、ふたつ目は問題集で定着させる時期、みっつ目は過去問で本番形式に慣れる時期です。
この3段階に分けておくと、いま必要なのがインプットなのか、演習なのか、仕上げなのかが見えやすくなります。
反対に、全部を同時にやろうとすると、やることが多く見えて負担が大きくなりやすいです。
もちろん、実際には少し行き来することもあります。
でも、基本の流れがあるだけで、独学でもかなり進めやすくなります。
テキストと問題集の順番で迷う方は、簿記2級のテキストと問題集、どちらを先に進める?止まりにくい順番の考え方も参考にしてください。
期間の目安は、ざっくりでいい
細かく守る必要はありません。「いまどの辺りか」が分かる程度の目安です。
| 時期 | 平日にやること | 休日にやること |
|---|---|---|
| 最初の2週間 | 商業簿記のテキストを少しずつ | 読んだ範囲の基本問題 |
| 1ヶ月目 | 商業簿記のテキスト+問題集 | 週の範囲をまとめて復習 |
| 2ヶ月目 | 工業簿記のテキスト+問題集 | 商業簿記の問題集を回す |
| 直前期 | 過去問の解き直し | 本番形式で時間を計って1回分 |
1週間単位で考えると、予定どおりに進まない日があっても戻りやすい
毎日の予定を細かく決めると、1日できなかっただけで「もう崩れた」と感じやすくなります。
そのため、簿記2級の計画は、1日単位より1週間単位で見るほうが続けやすいことがあります。
たとえば、「今週は商業簿記をここまで」「今週は工業簿記のこの単元まで」というように区切っておくと、平日にできなかった分を土日で調整しやすくなります。
毎日同じペースで進められなくても、週の中で戻れれば十分です。
特に忙しい方ほど、「今日はゼロだったから終わり」ではなく、「今週の中でどう整えるか」と考えられるほうが気持ちが切れにくいです。
計画は守れたかどうかを判定するためのものではなく、戻る場所を作るためのものとして持っておくと少し楽になります。
工業簿記は、後回しにしすぎない
簿記2級の計画でよく起こりやすいのが、工業簿記を後半まで先送りしすぎてしまうことです。
商業簿記のほうが見慣れているぶん、ついそちらを優先したくなりますが、工業簿記は慣れるまでに少し時間がかかりやすいので、あまり後ろへ寄せすぎると最後に苦しくなりやすいです。
最初から工業簿記ばかり進める必要はありませんが、商業簿記がある程度進んだら、並行して少しずつ触れていくほうが重くなりにくいです。
「後でまとめてやろう」とすると、未知の部分が大きいまま残ってしまいます。
もし工業簿記で手が止まりやすいと感じるなら、工業簿記で止まったら、どこから立て直す?簿記2級の重さを軽くする見直し方も参考になると思います。
計画どおりに進まないときは、量ではなく流れを見直す
勉強計画が崩れてくると、「もっと時間を増やさなきゃ」「もっと頑張らなきゃ」と考えがちです。
でも、実際には量の問題より、流れが重くなっていることのほうが多いです。
たとえば、テキストがまだ曖昧なのに問題集へ進みすぎていたり、理解できない単元を何度も後回しにしていたりすると、計画は見た目以上に進みにくくなります。
そういうときは、単純に勉強量を足すより、「どこで止まっているか」を見て小さく戻るほうが立て直しやすいです。
独学で止まりやすい場面を整理した記事として、簿記2級の独学で手が止まりやすいのはどこ?つまずきやすい場面の整理もあります。
「計画が悪い」というより、「止まりやすい場所がそのまま残っていないか」を見るために使ってみてください。
過去問へ移るのは、「流れがつかめたあと」
過去問にいつ入るか迷う方は多いですが、「全部を完璧に終えてから」と考えすぎなくて大丈夫です。
簿記2級では、ある程度問題集が回せるようになってきたら、少しあやしい部分が残っていても過去問へ触れ始めてよいと思います。
過去問に入ると、本番の問題のまとまり方や時間配分が見えてきます。
その感覚は、テキストや問題集だけではわかりにくい部分でもあります。
過去問を何回分くらいやるかの目安は、簿記2級の過去問は何回分やる?直前期の進め方の目安で詳しく整理しています。
予想問題集の取り入れ方が気になる方は、簿記2級の予想問題集はいつから使う?直前期の取り入れ方も参考にしてください。
勉強時間は違っても、続けやすさの軸は共通している
簿記2級の勉強時間は、人によってかなり差があります。
もともとの簿記経験や、平日に取れる時間、理解のスピードによって進み方は変わるので、「何時間なら絶対大丈夫」とは言い切れません。
ただ、時間の多さよりも、「少ない時間でも戻りやすい形で続けられるか」のほうが実際には大きいです。
毎日たくさんできる日が少なくても、流れが途切れにくければ前へ進みやすくなります。
勉強時間の考え方をもう少し詳しく見たい方は、簿記2級の勉強時間はどれくらい必要?続けやすい考え方で整理するもあわせて読んでみてください。
まとめ
簿記2級の勉強計画は、予定をきれいに埋めることより、止まっても戻れる形を作ることのほうが大切です。
テキスト、問題集、過去問の流れを大きく持っておくだけでも、独学の迷いはかなり減ります。
また、工業簿記を後回しにしすぎないこと、1日単位で詰めすぎず1週間単位で考えること、計画どおりに進まないときは量より流れを見直すことも、続けやすさにつながります。
完璧な計画を立てるより、少し崩れても戻れる計画を持つほうが、現実の生活にはなじみやすいです。
教材選びから整えたい方は、簿記2級のおすすめ教材も参考にしてみてください。
次に読むなら
→ 教材をまだ決めていない方は:簿記2級のおすすめ教材
→ 独学そのものが合うか確認したい方は:簿記2級は独学でいける?現実的な判断基準と進め方のヒント
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