FP2級の勉強を進めていると、模試はいつから使えばいいのかで迷うことがあります。
まだ早い気もするし、遅すぎても不安になる。そんなふうに、模試のタイミングが決めきれないまま過ぎてしまうこともあります。
結論から言うと、FP2級の模試は、最初から使うものではなく、基本事項と過去問にある程度触れたあとに入るほうが使いやすくなります。
模試は、今の実力を厳しく判定するためだけのものではありません。時間配分、疲れ方、どこで止まりやすいかを知るための材料として使うほうが、勉強の流れに乗せやすくなります。
この記事では、FP2級の模試に入るタイミングと、最初の使い方を整理します。
FP2級の模試は最初から使うものではない
模試という言葉を聞くと、早く取り入れたほうが安心できるように感じることがあります。
ただ、FP2級では、基本事項にまだ触れきれていない段階で模試に入ると、本番形式の重さばかりが先に来やすくなります。
知らない言葉が多い、問題文の流れに慣れていない、時間配分もわからない。そうした状態だと、模試が役立つというより、ただ苦しい時間になってしまうことがあります。
模試は、最初の入口というより、ある程度進んだあとに全体を見るためのものです。
模試は負荷が大きい
問題数、時間、集中力の持ち方。模試には、テキストや問題集とは違う負荷があります。
そのため、まだ土台ができていない段階で取り入れると、必要以上に自信をなくしやすくなります。
模試は大切ですが、早ければ早いほどいいわけではありません。
最初に必要なのは模試より土台
まずはテキストや問題集、過去問で、各分野の基本事項や出題の形に触れておくことが先です。
少なくとも、一度は見たことがある状態を作ってから模試へ入るほうが、結果を次に生かしやすくなります。
始め方の土台は、FP2級 何から始めると進みやすいかで整理しています。
模試を後回しにしすぎると時間配分がつかみにくい
一方で、模試は最後の最後でいいと考えすぎると、それはそれで使いにくくなります。
過去問や問題集で内容に触れていても、本番に近い流れで通して解く経験がないと、時間の使い方が見えにくいからです。
どこで考え込みやすいのか、後半で集中が落ちるのか、思ったより計算に時間がかかるのか。そうしたことは、まとまった形で解いてみないと気づきにくいものです。
模試は点数だけでなく流れを見るためのもの
模試の役割は、合否の目安を知ることだけではありません。
むしろ最初は、問題を解く順番、迷ったときの止まり方、時間の足りなさの出方を見るほうが役に立ちます。
本番形式で一度通してみると、普段の勉強では見えにくかった癖が出てきます。
後回しにしすぎると修正の時間が減る
模試を試験直前にしか使わないと、見つかった課題を直す時間が足りなくなることがあります。
だからこそ、ある程度進んだ段階で一度使ってみて、そのあと戻る時間を残しておくほうが現実的です。
模試は最後の確認だけにせず、途中の調整にも使ったほうが動きやすくなります。
おすすめは過去問に少し慣れたあとに模試を入れること
FP2級の模試に入るタイミングとして使いやすいのは、過去問や問題集で、出題の形に少し慣れてきたあとです。
基本事項に一通り触れ、過去問も少し解いてみた。その段階なら、模試の結果をただ重く受け取るのではなく、勉強の調整材料として見やすくなります。
過去問の次に模試を置くと入りやすい
過去問で設問の雰囲気に少し慣れてから模試へ入ると、本番形式の負荷がやわらぎやすくなります。
いきなり模試へ行くより、模試の中で何が起きているのかを冷静に見やすくなります。
過去問のタイミングは、FP2級 過去問はいつから始めるかで整理しています。
仕上がってからではなく、整えながら使う
模試は、全部仕上がってから受けるものと思いやすいですが、実際には整えながら使うほうが現実的です。
まだ苦手があっても大丈夫ですし、解けない問題があっても意味があります。
模試を一度入れてみることで、そのあとの見直しの優先順位がはっきりしてきます。
最初の模試は点数より、どこで崩れるかを見る
最初の模試で気になるのは、どうしても点数です。
ただ、この段階で大切なのは、何点取れたかだけではありません。
どこで時間を使いすぎたか、どの分野で手が止まったか、後半まで集中が続いたか。そこを見るほうが次につながります。
点数が伸びなくても遅れているとは限らない
模試の結果が思ったより低いと、不安になることがあります。
でも、それだけで勉強が足りていないとは限りません。
最初の模試は、まだ本番形式に慣れていない影響も大きいからです。
点数そのものより、どこで崩れたのかを拾えれば十分意味があります。
疲れ方も大事な情報になる
模試では、知識だけでなく集中力の切れ方も見えてきます。
前半は解けるのに後半で雑になる、計算が続くとペースが落ちる。そうした傾向も、本番に向けた大事な情報です。
模試は、できた問題とできなかった問題だけを見るものではありません。解き方の癖を見るものでもあります。
最初から1回分を完璧に使い切れなくてもいい
模試というと、本番どおりに時間を測って、一気に1回分を解き切るイメージを持ちやすいものです。
もちろん、その練習には意味があります。
ただ、忙しい人にとっては、最初からそこを完璧にやろうとすると重くなりやすくなります。
分けて使ってもいい
まとまった時間が取りにくいなら、模試を分けて使っても大丈夫です。
最初は前半だけ、次の日に後半だけ。そうした形でも、模試の負荷や止まり方はある程度見えてきます。
大切なのは、理想どおりに使うことより、模試を勉強の流れに入れることです。
最終的に本番形式へ近づければ十分
最初から完璧に本番どおりでなくても、少しずつ本番形式に寄せていけば大丈夫です。
まずは模試そのものに慣れること。そのあとで、時間を測る、本番に近い順番で解く、と段階を進めていけば十分です。
模試の復習は全部やり直すより、止まった部分を優先する
模試を受けたあとは、復習をしっかりしようとして、全部を見直したくなることがあります。
でも、最初の模試の復習で全部をやり直そうとすると、それだけで重くなりやすくなります。
優先したいのは、自分が止まった部分、崩れた部分の確認です。
時間を使いすぎた問題を見る
正解・不正解だけでなく、時間をかけすぎた問題も見直しの対象になります。
考え方が曖昧だったのか、問題文の読み取りで止まったのか。その違いがわかるだけでも次に役立ちます。
戻る範囲は小さく決める
模試で崩れた分野があると、その章を全部やり直したくなることがあります。
でも、戻る範囲は小さくしたほうが続きやすくなります。
その問題に直接つながるテキスト部分、その論点に近い問題だけ見直す。そのくらいの戻り方でも十分です。
苦手分野の立て直しは、FP2級 苦手分野はどう立て直すかで整理しています。
忙しい人は週単位で模試を入れると続きやすい
模試はまとまった時間が必要に見えるので、忙しいほど後回しになりやすいものです。
だからこそ、やれる日にやるではなく、週の中で模試を置く場所を決めておいたほうが使いやすくなります。
今週は模試に触れる日を決める
たとえば、平日はテキストや問題集、週末に模試を少し入れる。そのくらいの置き方でも十分です。
模試をやる日があらかじめ見えていると、先延ばししにくくなります。
勉強の流れを作る考え方は、資格勉強の最初の2週間の記事にもつながります。
予定どおりできなくても組み直せばいい
その週に模試まで届かないこともあります。
でも、それで流れが切れたと考えなくて大丈夫です。
次の週に少しずらして入れ直せば十分です。模試は一度で完璧に使い切るものではなく、勉強の中で少しずつ使い慣れていくものです。
経験ベースで見ると、模試は自分を測るものというより整えるもの
資格勉強では、模試を受けると自分の実力がはっきり出るように感じます。
でも実際には、模試は自分を厳しく判定するものというより、どこを整えればいいかを見るものだと感じます。
私自身、入院中にFP2級を取ったときも、限られた時間の中で、全部をきれいに仕上げてから確認するというより、使いながら整えていく形のほうが現実的でした。
そのときのことは、入院中にFP2級を取った話にも書いています。
止まっていたなら、模試ではなく戻り方から整えてもいい
もし最近勉強が止まっていたなら、無理に模試から入らなくても大丈夫です。
まずはテキストや問題集に戻って、勘を取り戻してから模試へ入ったほうが軽いこともあります。
止まったあとの戻り方は、FP2級 勉強が止まったときの戻り方で整理しています。
また、テキストと問題集の進め方を整えたいときは、FP2級 テキストと問題集はどう進めるかにまとめています。
そもそも今の自分にFP2級が合っているかから見たいときは、資格の選び方も参考になります。
今日決めること
FP2級の模試は、最初から使うものではなく、基本事項と過去問に少し慣れたあとに入るほうが使いやすくなります。
まず決めたいのは、どのタイミングで最初の模試を入れるかです。
次に、最初の模試を1回分通して使うのか、分けて触るのかを決めます。
そして、模試のあとにどこへ戻るかを小さく決めます。
模試は、今の自分を責めるためのものではありません。
時間配分や止まり方を知って、次の調整につなげるもの。そう考えると、少し使いやすくなります。
試験が近づいてきたら、FP2級 直前期は何を見直すかも参考になります。
試験前日の整え方は、FP2級 試験前日は何をするかも参考になります。
問題集・過去問・模試の役割の違いをまとめて見たい方は、FP2級の過去問・問題集・模試はどう使い分ける?独学で迷わない進め方も参考になります。
続ける仕組みを形にしたい方へ
やる気に頼らず続けるには、書き出して見える形にするのが近道です。
ニュースレター登録で、90日学習設計シート スターター版(無料PDF)をすぐにお届けします。週1回、続けるためのヒントも受け取れます。